awsの運用代行を依頼するときにかかる料金の考え方

awsの運用をしていくためには社内に優秀なエンジニアを抱えなければなりません。もともと適材がいる場合には問題にあまりならないですが、人材獲得から始めなければならないと大変になりがちです。プロの業者に運用代行を依頼するとスムーズにawsを使い始められます。

その際にかかる料金について詳しい考え方を知っておきましょう。

aws運用の可視化にはログ運用が最適

料金は二つに分けられる

awsの運用代行業者に業務を依頼すると内容に応じて料金を支払うことになります。awsの運用代行のサービスは業者によってかなり違いがあり、どのような運用をしていきたいか、どんなサービスを受けたいかについて綿密な打ち合わせをしてから契約内容を決めるのが一般的です。

そして、最終的には料金の見積もりを受け取って、納得できる内容なら契約するという流れで手続きが進められていきます。この際に提示される料金は二つに分けることが可能です。初期費用と運用代行費用という分類にできますが、これらの内容と相場はどのくらいなのでしょうか。

初期費用の相場

運用代行を依頼するときには初期費用がかかるのが一般的です。業者によっては初期費用を無料にして運用代行費用に上乗せしていることもありますが、基本的にはawsの運用を開始する時点でかなりの作業が発生するので初期費用は高めです。

一般的な企業でawsを運用するときの初期費用は10万円くらいが相場になっています。また、awsのクラウド環境がまだできていない状況で、awsを導入して運用できる体制を整えることから始めてもらおうとするとさらに作業量が多くなります。

どのようなクラウド環境を構築してもらうかによって費用がかなり違うので一概には言えませんが、50万円~300万円くらいで対応している業者が多いのが現状です。環境構築を伴わない場合には初期作業として現行のクラウド環境を業者が確認することが必要になります。

また、今後の運用をする上で必要になる初期設定をこの段階で行うのが一般的です。そして、運用代行業者との連絡ツールを導入してもらえる場合も多くなっています。このような準備にはかなりの時間も労働力も必要になるため、10万円くらい請求するのが通常です。

運用代行費用の相場

運用代行費用は依頼している期間中はずっと毎月支払いをする定額費用です。業者に何を依頼するかによって大きく変わる部分ですが、近年ではほとんどの業者がパッケージを用意しています。最低限のパッケージが用意されていてオプションを追加していくパターンと、3種類前後のパッケージがあって自由に選べるパターンが主流です。

運用と監視を切り分ける形でパッケージ化していることもあります。ただ、どのケースでも基本的な運用を依頼するパッケージの料金は毎月2万円から5万円くらいが相場になっています。内容を充実させると10万円前後になることが多いですが、逆に内容を限定することで1万円台で済ませることも無理ではありません。

また、同じ内容の業務でもどこまで代行してもらい、どこまで自社で行うかを切り分けることで費用を調整することもできます。パッケージ化されたプランから少しでも内容を調節できる業者なら相談次第だと考えると良いでしょう。

予算がこれだけだから、この範囲で最もおすすめなプランにして欲しいといった形で相談することも可能です。

awsの代行料金は高いのか

このように初期費用と運用代行費用を見てみるとかなり高いという印象を受ける場合もあります。確かにawsの運用はあくまでクラウドサーバーを快適に使える状態を維持するために行うものであって、awsにも料金を支払わなければなりません。

さらにそのサーバー上にプラットフォームを構築して業務に使えるようにすることも必要です。そこまで業務範囲を広げて委託することも可能ですが、さらに費用がかさんでしまってとてもawsの運用ができなくなる場合もあるでしょう。

ただ、エンジニアを雇ってawsの運用を担当させるのに比べると決して高くはありません。エンジニアの平均年収は550万円前後と言われていますが、awsの運用に即戦力で携われる程度の優秀なエンジニアの場合にはもう少し給与を与えなければならないでしょう。

社会保険料なども加味して考えると年間で1,000万円以上はかかるのは明らかです。採用の時点でも人材紹介会社を利用したら100万円から200万円くらいの料金を支払うことになります。awsの代行料金はせいぜい年間120万円程度なので随分安上がりになるのがわかるでしょう。

仮に雇用したエンジニアがawsの運用にかけるエフォートが10%だったとすれば同じくらいですが、監視にはかなりの労務時間を費やすことになるので半分以上のエフォートが必要になるのが普通です。もともと社内のエンジニアが担当できる状況なら追加で費用は発生しなくて済むのでプロに運用代行を依頼する必要はないでしょう。

しかし、新たにエンジニアを雇うよりは業者に任せてしまった方が費用的にはメリットがあるのです。目の前に出された見積もりの料金だけを見てしまうと閉口してしまうかもしれませんが、実はawsの運用代行はかなり安価なサービスのことが多くなっています。

長期的な考え方もしてみよう

awsを利用しているとだんだんと使用する量も増えてきてawsに支払う料金が上がっていきます。運用代行費用はパッケージ料金を決めているところならawsの利用料金や使用量に依存せずに定額で支払いすることが可能です。

実際にはストレージも増えてサーバー領域が肥大化していくと、それだけ運用は大変になります。一人のエンジニアが他の業務の合間に担当できていた状況から、専属でawsの運用をしなければならなくなり、さらには数人のエンジニアが携わらなければならないようになっていきます。

このような長期的な視野で考えてみても運用代行業者に依頼するのは合理的な方法です。規模が大きくなるほど費用面のメリットは大きくなるという点も念頭に置いて業務委託をするかどうかを検討しましょう。

費用対効果が良い運用代行

awsの運用代行業者を利用するときには初期設定をしてもらうのにかかる作業費としての初期費用が大きくなりがちです。その後の運用代行費用も数万円はかかります。ただ、エンジニアを一人雇うのに比べると大した金額ではありません。

長期的に見るとawsの運用が活発になっても料金が変わらないメリットがあるので業務委託を前向きに検討してみましょう。